2月になったとたんに鎌倉にも初雪が降り、わずかですが積って、びっくりしましたね。近頃は氷が張ることもほとんど無くなりましたし、霜柱を踏んで遊ぶ子供もいません。かつては、凍った池で遊んでいるうちに氷が割れる事件は子供だけでなく、犬にもありました。もっとも、放し飼いが多かった背景があり、交通事故も多発していましたから、面白い時代だったと懐かしんでばかりはいられませんが...。
さて、近年は不幸な事故に遭う犬や猫たちの絶対数が減った半面、一方では屋外暮しの猫や野生動物にふんだんに食べ物を与えることで、おかしな生態系を作り出してしまっているところもあるようです。もともと野生の猫はいないのですから、人が責任を持って共存しなければならないのは当然ですが、食べ物を提供することだけを続けていると、周囲から愛される存在であり続けることが難しくなります。また、野生動物の自然な生活様式に安易に介入するべきではありません。適当に散って暮らしているからこそ、病気の蔓延が防がれているのです。彼らを人為的なえさ場に集めることは危険であり、将来のためにもなりません。
情け深いことは日本人の良いところ、そう思うのですが、長い目で命を見ることが大切と思います。情けといえば、一部で勘違いされている言葉があることを知りました。《情けは人の為ならず》という言葉です。本来は、《人に親切にしておけば、めぐりめぐって必ずよい報いがある》ということを意味するのですが、《情けをかけることは本人の自立のためにならない》と誤解されていることがあるそうです。動物たちに対し真に情け深い人とは? 動物は今おきていることには一生懸命ですが、将来を理解することは苦手ですから、それを裏切らない人を必要としているのでしょう。
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